2025年3月12日 参議院本会議で質疑
掲載日:2025.03.14
3月12日、所得税法等の一部を改正する法律案を審議する参議院本会議で勝部けんじが質問に立ちました。
冒頭、勝部けんじは、岩手県大船渡市で発生した大規模山林火災について、激甚災害の指定を含め、迅速かつ適切に対応するよう政府に求めました。
質疑では、高額療養費負担上限引上げ凍結について、秋までという時限設定は設けず、必要な時間をかけて患者団体や医療・保健関係者などを交えた丁寧な議論をすべきと訴えました。
また、我が国がめざす社会のありようについて、総理が所信表明演説で楽しい国と発言したことに対し、頻発する災害や物価高が家計を圧迫している中、楽しさを多くの人が実感できる社会をつくるために政治は何をすべきかを問いました。
次に、森友学園の開示について、民主主義の基本である情報公開が文書の隠蔽、改ざん、破棄などによって踏みにじられることを放置してはならないとし、一刻も早く予算審議の最中には必ず開示するよう強く求めました。
勝部けんじは、政治に対する信頼を著しく損ねた自民党の裏金事件は、全容解明が道半ばであるとし、税の議論は国民の信頼が大前提であることから、旧安倍派元幹部の参考人招致の出席を含め、総理は自民党総裁として全容解明の責任があることを訴えました。
高校授業料無償化をめぐっては、民主党政権時代から求めてきたものであり、所得制限などを設けずに国として制度化することには異存がないとしつつ、公立高校の定員割れの問題が起きていること、設置者である自治体財政の影響を受け、教育内容の充実や施設整備が進まない問題を取り上げ、これらの課題について今後も遺漏なき対応を求めました。
ガソリン暫定税率の廃止については、物価高がいっこうに収まらない中、やることを決めているのになぜやらないのかと訴え、今こそ暫定税率関連規定を削除し、ガソリン減税の実現を求めました。